2021 「社会実験・FT8 QSOパーティ」規約

「バーチャル・ハムフェス2021」実行委員会は、「バーチャル・ハムフェス2021」に併催するイベントとして、

「バーチャル・ハムフェス2021」併催「社会実験・FT8 QSOパーティ」

を開催します。「QSO部門」と「解析部門」の2部制です。

アイコム株式会社様が、副賞として「電波時計」と「LEDライト」をご提供下さいました!!
ありがとうございます。規約末尾をご覧下さい。

【趣旨】

  • QSOパーティに「アカデミック」な要素を。
  • みんなでできる電波伝搬調査。
  • FT8なら「メインステージ」を見ながらポチポチQSOできる。

【QSO部門】

  1. 目的
    「バーチャル・ハムフェス2021」の開催時間に、全世界のアマチュア局とのFT8による交信を楽しむとともに、解析部門による解析の対象となるデータの収集に貢献する。
  1. 開催期間
    2021年11月13日(土)09:00JSTから24:00JSTまで 15時間
  1. 参加資格
    全世界のアマチュア局。開催期間中の運用場所の変更も可。
    提出されたadiファイルが、他の参加者のadiファイルと共にZipファイル化され、「解析部門」の参加希望者により公式サイトからダウンロードされる状態に置かれることに同意することを条件とする。
  1. 使用周波数及びモード
    7MHz帯。7.181MHzを推奨周波数とする。7.151MHzを推奨周波数とする(QRMがあるときは7.154MHzを第2推奨周波数とする。QRMの状況により、第3推奨周波数を公式Twitterで公表することがあり得る。)
    モードはFT8のみ。
  2. 交信方法
    通常のFT8の交信方法による。一連のQSOの最後に自由文で「HAMFES.COM 73」を送信することを推奨する。
  1. 得点及びマルチ
    通常のQSOで1点。同一局とのQSOは何度行ってもかまわない(データ収集のため、1時間以上あけて同一局と複数回QSOすることはむしろ推奨される)が、得点は1局あたり1点とする。
    交信相手のGrid Locatorの種類数をマルチプライヤーとする。
    総得点=得点合計×マルチプライヤー
  1. ログ提出方法:
    提出者の情報等に、WSJT-X/JTDXが生成するadiファイル(開催期間中のみ)を添えて、Googleフォーム経由で電磁的に提出する。
    締切:2021年11月23日(火)24:00JST
    <締め切りました。たくさんのログ提出ありがとうございました>
  2. 結果発表: 全ログデータと順位をハムフェス公式サイトで公表。得点上位者3名には賞状(PDF)を贈呈する。 結果はこちらをご覧下さい(2021年12月1日発表)。

(ご参考)WSJT-X/JTDXからリグコントロールにて7.154MHzにチューニングするためには、画面の下記の欄に「7.151」と入力してEnterキーを押す方法が簡単です。


【解析部門】

  1. 目的:
    QSO部門参加局が提出した全ログデータを解析して、パーティ開催期間中の通信状況(エリア別伝搬等々)の変化を「可視化(価値化)」する。

    解析対象のQSOデータは、QSO部門結果発表ページからダウンロードできます。 https://hamfes.com/2021-ft8-party-result/
  1. 参加資格
    全世界の個人・団体
  1. 解析結果の提出方法
    Googleフォーム経由で電磁的に提出。解析結果の形式は自由(再生時間5分以内の、オンデマンド動画(mp4形式)またはナレーション入りのパワーポイント(pptx形式)にまとめることを推奨する。)。
    締切:2021年12月31日(金)24:00
       2022年1月9日(日)24:00
       締め切り延長しました。

    作品の提出フォームはこちらです。
  1. 審査委員会
    全国の大学教員ハム有志から組織される委員会
     委員長 鹿児島大学 JH6RTO 福島誠治先生
     委員  福岡工業大学 JA6VZB 森山聡之先生
     委員  岐阜大学 JE2SOY 成瀬有二先生
     委員  静岡大学 JR2BEF 鈴木康之先生
  1. 結果発表
    全作品をハムフェス公式サイトで公表し、最優秀賞、優秀賞、奨励賞の受賞者には賞状(PDF)を贈呈する。

【副賞】

アイコム株式会社様におかれましては、「社会実験・FT8 QSOパーティ」の趣旨にご賛同下さり、副賞をご提供下さいました。

1.LEDライト 50個

以下の方に、アイコム株式会社様ご提供の「LEDライト」を贈呈致します(色は選べません。ご了承下さい。)。
・解析部門に作品を提出された方全員に、各1個。
・QSO部門にログを提出された方の中から抽選で、各1個。

LEDライト(アイコム株式会社様ご提供)

2.フォトフレーム電波時計 3個

以下の方に、アイコム株式会社様ご提供の「フォトフレーム電波時計」を贈呈致します。
・解析部門の最優秀賞の方に 1個
・解析部門の奨励賞の方に 1個
・QSO部門の第1位の方に 1個

電波時計(アイコム株式会社様ご提供。中身は受け取ってのお楽しみ・・)

改版履歴

2021年10月 2日Ver. 1.0
公開
2021年10月26日Ver. 1.1
公開
「使用周波数及びモード」の記載を変更。
2021年11月 6日Ver. 2.0公開開催時間帯をハムフェス当日9:00~24:00に変更、7.151MHzを推奨周波数とし、QRMがあるときは7.154MHzを第2推奨周波数とする旨を記載。副賞を公開!その他微修正。
2021年11月11日Ver. 2.1公開場合により、開催期間中に第3推奨周波数を公式Twitterで公表することがあり得ることを追記。ログ提出フォームを公開。その他文言の微修正。

※推奨周波数を7.151MHz(QRMがあるときは7.154MHz)とした経緯

当初、IARU-R3からJAに対する以下の要請を踏まえ、周波数を「7030~7040kHzまでの1波(有力候補として7031kHz)を開催日までに指定する。」としておりました。

主に国内交信のために用いられている7041kHzを7030~7040kHzまでの間に変更できないか、検討を求められている件(参考ブログ記事:国内FT8周波数が7041kHzから7037kHzに移行?(追記あり))。

ですが、IARU/JARLで検討されている「FT8国内周波数を7030-7040に移行する」との案について、CWやRTTYとの混信、軍事レーダーの影響、特に11月13日にはEUでRTTYコンテストがあるとのご指摘があり、 バーチャル・ハムフェス併催QSOパーティとしては避けるべきとの判断に至りました。そして、パーティ推奨周波数(帯)としては

7141(7041の100上←フリラ局がよく出る7144とのQRMが懸念されるため却下)
7151(コンテスト周波数外で1の位が1でなるべく下)
7154(コンテスト周波数外で1の位が4でなるべく下)
7174(7074の100上) 等(いずれも±QRM)

を検討していることをTwitter上で公表し、情報・ご意見等を募集しつつ、実行委員会で検討を行いました。検討の結果、推奨周波数を7.151MHz(QRMがあるときは7.154MHz。さらに状況により第3推奨周波数を公式Twitterで公表)とさせていただいた次第です。

ご質問、ご要望、ご意見は、hamfesta (atmark) gmail.com までお寄せください

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