「バーチャル・ハムフェス2021」開催報告

2021年11月13日(土)に開催しました「バーチャル・ハムフェス2021」は、出展者・視聴者・スタッフ関係者すべてのチカラによって、すべてのプログラムを滞りなく終えることができました。ありがとうございました。

「どちらの扉を開きますか?」

今年の統一テーマは、「どちらの扉を開きますか?」としました。出展者の皆さんが、メインステージに12個、ブースとして35個という、たくさんの「扉」を用意してくださいました。

メインステージ

今年も、12個の演目全てが、とてもレベルが高く、知的刺激に満ちあふれたものでした。アマチュア無線の分野は幅広く、いろいろなものと組み合わされて、その「枠」を軽々と飛び越えることができる・・・そのことを実証するご講演ばかりでした。

お昼休みには、大阪某所からD-STARによる第2回「全国DV画像通信」をサービスされていたシンガーソングライターのMasacoさんが、サプライズゲストとして登場して下さいました。司会のJJ1JRE武藤初美さんとの間での画像通信もバッチリ成功でした。

JJ1JRE→JL3ZGL
JL3ZGL→JJ1JRE

メインステージのユニーク視聴者数は、Zoom:350名超、YouTube Live:400名超で、合わせて約800名でした。去年より50名以上増えました。また、YouTubeでご覧になった方が大幅に増えたのが特徴的でした。

録画の公開にむけて、準備をすすめております。もう少しお時間を下さい。

クラブ・個人ブース

今年は、35個のブースを、7つにカテゴリ分けしてみました。

  • メーカーブース
  • メーカーファンブース
  • メディアブース
  • クリエイターブース(配布物あります)
  • 学校クラブブース
  • 一般クラブブース
  • 活動紹介ブース

無線家の多くがせっかく大きなネタを持っているのに、狭い界隈に引きこもってるのは本当に勿体ない。バーチャル・ハムフェスは、みなさんの活動発表の「場」でありたいと思っています。クリエイターとして活躍されているアマチュア無線家の方に敬意を込めて、「クリエイターブース」というカテゴリを設けました(ただ、他のカテゴリにも、配布物を配布されているブースがあります。どうぞひとつひとつご覧になって下さい。)。

今年は、ブース出展者の方々にも、メインステージでの一言をお願いし、「熱い思い」を伝えていただきました。

ハムフェスの当日、ブースを見る時間がなかった方もいると思いますが、大丈夫です。クラブ・個人ブースは、お申し出がない限り、残します。今から、どうぞゆっくりとご観覧下さい。ハムフェスは、実はまだ続いているのです。

アイボールミーティング

100人以上の方にご参加頂きました。20時から全員でメインステージの感想などを述べ合った後、今年は、以下の9つの「ブレイクアウトルーム(小部屋)」に分かれました。

  • 電子ログ
  • サテライト
  • CW
  • VoIP(D-STAR/WIRES-X等)
  • 山岳運用・移動運用
  • 自作
  • デジタル通信(RTTYからFT8まで)
  • 電波法令
  • DX

小部屋に分かれた方がみなさんお話ししやすいようでした。テーマに沿った話ばかりでなく、テーマと全然関係ない話でも盛り上がったようです。英語部屋になった部屋もあったそうです。一番長かった部屋は、翌朝5時過ぎに閉じられました(笑)。

社会実験・FT8 QSOパーティ

「バーチャルなイベントに、リアルを持ち込みたい・・・」ということで発案した試みでした。閑古鳥が鳴いたらどうしよう・・・実行委員会としてはドキドキでしたが、どっこい、予想を上回るたくさんの方にご参加いただきました。

第1推奨周波数とした7.151MHzにFT8の音が響いたのは新鮮でしたが、この前後でオンエアされているPhoneの局も多く、混乱を避けるために急遽7.181MHzにQSYしていただきました。お空での「QSY7181」とのメッセージと、メインステージでのアナウンスにより、15分ほどですべての局がQSYして下さいました。みなさまのご理解ご協力に感謝申し上げます。

すでにたくさんの方からログの提出を頂いています。まだの方、「解析部門」のデータになりますので、ログの提出をどうぞよろしくお願い致します。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdGtgj8oB_2hP1CzB2Iuabwd3XB86sMwQN0URnPNVQH2Xb-LA/viewform

メディアの中のバーチャル・ハムフェス2021

今年は宣伝にも力を入れたところ、以下の各メディアが、バーチャル・ハムフェス2021を取り上げて下さいました。感謝申し上げます(見落としがありましたら申し訳ございません。追記しますのでお知らせ下さい。)。

月刊FBニュース2021年10月号
https://www.fbnews.jp/202110/news05/index.html

ハムのラジオ第462回(2021年11月7日放送 冒頭にて) 
https://hamsradio.net/ham/?p=9481

同番組ブログ(2021年11月13日投稿)
https://hamsradio.net/ham/?p=9513

KTWRフレンドシップラジオ(2021年11月7日放送。19分30秒くらいから。ラジオネームSさんに感謝致します)
https://twitter.com/v_hamfes/status/1459194192844902403

Southgate Amateur Radio News(2021年11月7日投稿)
https://twitter.com/v_hamfes/status/1457713377229164548

Amateur Radio Newsline Report 2298(2021年11月12日配信)
https://twitter.com/7K1BIB/status/1460412983029366786

hamlife.jp(2021年11月12日18時30分「第一電波工業、新製品「RHM12」を技術者と共に紹介する動画を「バーチャル・ハムフェス2021」で限定上映」)
https://www.hamlife.jp/2021/11/12/diamondant-rhm12-video/

バーチャル・ハムフェスの「理念」

今年は、「バーチャル・ハムフェスの理念」を提案させていただきました。バーチャル・ハムフェスは、実行委員会がひとつひとつお膳立てして、視聴者はただ見ているだけ、というイベントではありません。出展者・視聴者・スタッフ、参加者ひとりひとりが持っているチカラをあわせることで、無線趣味はもっと面白いものになります。ハムフェスに「お客様」はいないのです。

以下の皆さんが運営に協力して下さいました。感謝申し上げます。
Special Thanks to:
メインステージ司会 JJ1JRE武藤初美さん
統一ロゴ作成    JP3RLGさん
動画作成・編集   赤城南麓ライブカメラさん

最後になりましたが、今年は、ハムフェスの「理念」に共感してくださったJAIA(日本アマチュア無線機器工業会)から、アイコム株式会社様第一電波工業株式会社様がご出展下さいました。アイコム様からは、アマチュア無線への「愛」があふれる素晴らしいご講演とQSOパーティへの副賞を、第一電波工業様からは、新製品を開発された技術者の方の熱意あふれる動画をご提供頂きました。両社の力強いご支援により、「バーチャル・ハムフェス」の格が上がりました。実行委員一同、心から感謝しております。

今年も、全ての関係者のチカラによって、すばらしい「場」が作り上げられました。ありがとうございました。

2021年11月18日 
バーチャル・ハムフェス2021実行委員会 一同

追伸:昨年「バーチャル・ハムフェス2020」の開催報告はこちらhttps://jarl2020.wordpress.com/2020/11/03/virtual-hamfes-2020-thanks/

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